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<Contents>
特集「CCS(CO2回収・貯留)」
- GHG規制下における船上CO2回収・貯留/有効利用の取り扱いと課題
- 船上CO2回収・貯留システムのガイドライン概要と最新改訂
- CCS事業における船舶輸送
- 液化CO2船舶輸送に向けたNEDOの技術開発
- 三菱重工業のCO2回収技術
クリーン水素セクターは重要な局面に入り、最初の成熟案件の波が稼働し始めています。現在、約1100億ドルの確定投資により、最終投資決定(FID)を通過し、世界で建設中または運転中の500件超のプロジェクトが支えられています。これは、わずか過去1年で350億ドルの増加に相当します。過去5年間でセクターは急速に拡大し、投資額は年平均で50%超の伸びを示しました。確定済み総設備能力は年間600万トン(mtpa)を超え、うち100万トン/年はすでに稼働中です。
⏩ ただし、この進展は課題なしではありません。業界はハイプ・サイクルを乗り越え、2022~2023年の発表ラッシュから、太陽光・風力・電池分野に類似した、より規律ある成熟フェーズへと移行しています。2020年以降、世界で1700件超のプロジェクトが発表され、その数は7.5倍に増えました。一方で、パイプラインの精査が進んでおり、最も優れたビジネスケースを持つ案件が選別され、規制面での支援を獲得し資金調達に成功する一方、商業的実現性に欠ける案件は中止となるという、自然な淘汰の段階に入っています。
⏩ 現在のマクロ経済環境――高金利、エネルギー・機器コストの上昇、そして一部地域での気候政策実施の遅れ――は、この選別プロセスを一層強めています。結果として、堅固なビジネスケースと高まるオフテイク確度に基づく、より強固な案件基盤が形成されつつあります。
⏩ 確定案件を含む現在の供給パイプラインを踏まえると、2030年までに合計9~14 mtpaを支える潜在力があります。ただし、この能力の実現は需要次第であり、最終的にオフテイクを確保したプロジェクトのみが稼働に至る見通しです。



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