2025年4月6日日曜日

ISO31000改訂の進捗


 進捗アップデート - ISO 31000 改訂について


今回は、#ISO31000 の改訂に関する簡単な進捗報告です。作業部会は先週で5回目の会議を終え、今週木曜日にももう1回の会議を予定しています。現在、作業草案に対するコメントのレビューは約3分の1が完了していて、プロジェクトの計画通りに進んでいます。


作業部会10(#WG10)には、世界中の国家標準機関(#NSB)を代表する120人以上の専門家が参加していて、みなさんが貴重な時間とエネルギーを注いでくれています。それぞれの専門家は、自国のNSB委員会と連携していて、そこから追加のコメントや洞察を持ち寄っています。さらに、他の#ISO技術委員会や#リエゾンパートナー団体からの大きなサポートも受けています。


草案の形も徐々にまとまってきていて、全体的な進捗にはとても感動しています。もちろん、いくつかの課題は次回以降の会議で詳しく話し合うために「保留」としていますが、そうした項目は思っていたよりもずっと少なかったです。それだけ、みんなの協力とコミットメントが強いということだと思います。


改めてプロセスを説明すると、この「作業草案」フェーズはWG10のメンバー間での非公開の議論になります。そのため、具体的な内容はまだシェアできないのですが、進捗に応じて次のステージ「委員会草案(CD)」へと進みます。この段階になると、NSBやリエゾンパートナーに草案を共有して、再度コメントやフィードバックを募ることになります。


その後、すべてのフィードバックを集めてWG10で精査し、文書をさらにブラッシュアップしていきます。こうすることで、ISO 31000のガイダンスに対するより広い合意を形成することができます。


最終的には、「草案国際標準(DIS)」として公開され、一般の方にもテキストをレビューしてコメントを送ってもらえるようになります。いただいたコメントは、またWG10でしっかり検討し、必要に応じて修正を加える「コメント解決」のプロセスへと進みます。


もちろん、このプロセスは簡単ではありません。提案された変更の背景や理由をしっかり説明する必要がありますし、文化や言語、専門分野の違いも考慮しなければなりません。また、ISOや他の国際基準との整合性も重要なポイントです。


ISOの#指針は、標準を一貫性ある形に保ちながら、利用者が自分たちの状況に合わせて柔軟に活用できるようにするための、しっかりとした枠組みを提供してくれています。


質問や気になることがあれば、ぜひ気軽にコメントかメッセージをください。


最後に、この大事な取り組みをもっと多くの方に知ってもらえるよう、ぜひコミュニティでもシェアしてもらえると嬉しいです。一緒にISO 31000をより良いものにしていきましょう!


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