組織の管理に対する代替的なアプローチは、前世紀の70年代に登場したプロセス・アプローチである。プロセス・アプローチとは、相互に関連するプロセスを用いて組織の活動や資源を管理することである。[1]
企業経営におけるプロセス・アプローチの基本は、ビジネス・プロセスである。ビジネスプロセスとは、ある技術に従って、インプット(資源)を消費者にとって価値のあるアウトプット(プロセス結果、製品、サービス)に変換する、組織の相互に関連する活動の安定した、目的をもったセットである。[2]
II.
図1.ビジネスプロセス図
ビジネスプロセスの目的
ビジネスプロセスの標準的なリストはなく、各組織は独自に、または招聘した専門家の助けを借りて、独自のビジネスプロセスを開発しなければならない。
ビジネスプロセスを記述することで、現象により深く入り込むことができる。これまで無視されていた、あるいは認識されていなかったつながりや関係が、思いがけず組織全体を効果的に機能させる鍵となる。このような状況では、仕事の調整は、より少ないエラーで部門から部門へ仕事が流れるように、はるかに効果的になり、顧客の要求は可能な限り最短時間で満たされる。顧客はよりよく認識され、部門間のコンフリクトは減少し、プロセスの異なる段階間の遅延は減少する[4]。
プロセスの主な目的は、顧客の要求を満たすことである。プロセスの顧客には、外部顧客と内部顧客の2種類がある。外部顧客とは、社外の製品の消費者や顧客のことである。内部顧客は、企業内の消費者であり、通常は別の機能部門または部署である[5]。
プロセスとはワークフローのことであり、そのワークフローには境界線がある。
すなわち、開始と終了である。どのような
どのプロセスにおいても、これらの境界は、そのプロセスが開始する初期入力または主要入力
入力によって設定される。これらの入力は
によって開かれる。プロセスは出力
で終了する。
以下にスキームの目的(図1)を示す。
は、供給者と入力データ、プロセスそのもの、そして対応する出力データを持つ顧客
顧客と対応する出力データを示す。さらに
顧客からサプライヤへのフィードバック矢印が描かれている。
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