2024年1月2日火曜日

持続可能性

 

トムソン・ロイター研究所
2023年 企業ESGの現状
データ、規制、デジタルソリューションの岐路に立つ
      
2023年版 企業ESGの現状:データ、規制、デジタルソリューションの交差点で
 要旨
2023年に証明されたことがあるとすれば、それは不確実性の増大が新たな常態であるということである。COVID-19、ロシアのウクライナ戦争、経済制裁の変化、規制の進化、貿易摩擦の激化、気候関連の異常気象などが、サプライチェーン、価格、労働力供給、エネルギー安全保障などに影響を与えている。今、企業はかつてないほど、VUCA(Volatile、Uncertain、Complex、Ambiguous)の世界をナビゲートしている。
このような背景から、私たちは、企業がESGにどのように取り組んでいるのか、ESGはどのように進化しているのか、ESGイニシアチブを推進するために企業はどのようなソリューションを導入しているのかを理解することにしました。サステナビリティ最高責任者からサプライ・チェーン・オフィサーまで、様々な職務を担う24人の経営幹部と機能リーダーに話を聞き、北米と欧州を中心に、様々な業種と地域の183人の経営幹部と機能リーダーにアンケートを実施した。
インタビューや調査を通じて、明確かつ一貫したテーマが浮かび上がった。それは、規制、データ、ソリューション、行動が急速に成熟化し、企業のESGマネジメントは岐路に立たされているということだ。そのため、ESGに取り組もうとする企業にとっても、新たな課題、ニーズ、要件、機会が生まれつつある。
本レポートでは、企業がESGに関連する課題をどのように解決しているかを掘り下げ、その中でサードパーティ・ソリューションが果たす役割を探るとともに、企業がESGアジェンダを推進するために導入しているソリューションの事例を紹介する。

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