2024年6月23日日曜日

品質

 

この根本原因分析(RCA)ガイドは、根本原因調査者が根本原因調査中に適切なツールを迅速かつ正確に選択するためのツールキットを提供することを目的としている。 このハンドブックは2部構成になっている。 第1部では、ここで紹介するツールや手法に関する詳細情報を提供する。 第2部では、背景となる情報は少ないが、ステップ・バイ・ステップの説明があり、ツールが必要な場合のクイック・リファレンスとして使用することを目的としている。
根本原因分析とは、品質問題の根本原因を探ることである。 すべての状況に対応できる単一のRCA手法は存在しないが、RCAには経験的手法と調査中の問題に適したツールの選択が含まれるべきである。 例えば、長期間にわたって散発的に発生する長さ偏差の調査には、ランチャートが適 用されるかもしれない。 長さの偏差が一意的な部品の場合、ランチャートは役に立たない。 RCAは、根本原因調査者によって実施される。製造業では、品質エンジニア、品質マネジャー、あるいはよく訓練された製造オペレーターがこれにあたる。
すべての問題には原因があり、その原因を特定するためにRCAツールが使用される(Doggett, 2005)。 ほとんどの品質問題は、古典的な7つの品質ツールを使って解決することができる(Borrer, 2009)。 典型的な品質問題には、機械加工された部品が規格外であるとか、ブラケットに強度不足があるといったものがある。 問題を解決するために、品質ツールを使用するだけでは、その問題は解決されないかもしれない。

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