もちろん。以下が口語調に書き直したバージョンです:
ビジネスのレジリエンス(回復力)は、世界中の経済がWeb3.0に向かって進み始めている今、これまで以上に「競争で勝つためのカギ」になっています。この流れの中での合言葉は、「信頼を減らして、真実を増やす」です。
エンタープライズアーキテクチャ(企業全体の仕組みや構造を設計する分野)は、この30年間でかなり成熟してきていて、それに関する資料もたくさん出回っています。そのおかげで、企業は「ビジネス能力モデル」みたいな明確な枠組みを使って、どこに投資すべきか、何を優先すべきかを戦略的に決められるようになっています。
でも、サイバーセキュリティの分野になると、同じように整理されたモデルはまだあまり見かけません。そこで私は、サイバーセキュリティの膨大な知識をうまく整理して、企業がこれを「ただのコスト」としてじゃなく、ビジネスの重要な柱としてちゃんと扱えるようなモデルを作ろうと決めました。
この文書では、そんな「サイバーセキュリティ能力モデル」を紹介しています。ビジネス能力モデルと同じようにしっかり構造化されていて、企業が自分たちのセキュリティ状況を把握し、計画的に強化していくための道しるべになります。
最初に、「能力モデル」ってそもそも何か?を説明して、そこからサイバーセキュリティ能力モデルの一番基礎的なところを紹介します。そして、モデルの中核となる要素を、さらに細かいレベルまで掘り下げて説明していきます。最後には、このモデルがどんな風に使えるか、そしてそれぞれの企業に合わせてどうカスタマイズできるかも紹介しています。
ちなみにこの文書の中では、「エンタープライズ」「組織」「企業」「会社」「法的実体」なんて言葉は全部同じ意味で使っていて、ざっくり言えば「法人組織」とか「ビジネスのまとまり」って感じで捉えてもらえればOKです。
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