持続可能性

 

IMF、気候変動が経済に与える重大な影響について警告

IMFは、気候変動に対処するための協調的な取り組みを呼びかけ、異常気象が世界各国、特にすでに高額の債務を背負っている発展途上国に重大なリスクをもたらすと警告した。

猛烈な干ばつで今年の農産物輸出が推定200億ドル減少し、金融危機が長期化したアルゼンチンのケースは、気象現象がいかに深刻に既存のひずみを悪化させるかを示している。IMFは、2023年の世界経済成長率予測を若干上方修正したが、生産性の伸び悩みと貿易の不振から、成長率は何年も歴史的に低い3.0％前後で横ばいになる可能性が高いと警告した。