2026年7月27日月曜日

CQI公式見解

 

ISO/FDIS 9001:2026が発行されました。FDIS(国際規格の最終案)の段階にあるということは、技術的な内容が確定したことを意味します。そのため、ISO 9001の利用者は、変更内容を検討し、それらが既存の品質マネジメントシステム(QMS)、監査活動、および教育・訓練資料にどのような影響を与えるかを考える際、ある程度の確信を持って作業を進めることができます。本ブリーフィングノートは、FDISの本文に基づいて作成されています。規格が正式に発行されるまでは、ISO 9001:2026への言及はすべてこのFDISの内容に基づくものとしてお読みください。
本ブリーフィングノートは、QMS監査員、ISO 9001に基づくシステムの導入・運用責任者、およびCQI認定トレーニングパートナーの皆様を対象に、ISO 9001:2015と比較したISO 9001:2026の主な変更点の概要を提供するものです。特に注意が必要な箇所の提示、変更点に関するCQIの解釈の解説、そしてQMSの導入・運用・監査を行う人々にとっての実務的な影響を明らかにすることで、適切かつ十分な情報に基づいた移行を支援することを目的としています。
ISO 9001:2026は、規格の根本的な作り直しではなく、慎重かつ段階的な改訂となっています。ISO 9001:2015の利用者にとって、その構造や根底にある意図の多くは馴染み深いものでしょう。それでもなお、実務上重要な変更がいくつかあります。具体的には、品質文化や倫理的行動に関する要求事項の導入、リスクと機会のより明確な区分、QMSの変更計画に関する取り扱いの強化、そして附属書Aにおける説明内容の大幅な拡充などが挙げられます。また、マネジメントシステムの主要な用語・定義に加え、ISO 9000:2026から引用された品質マネジメントの用語・定義が盛り込まれたことは、改訂された本文を理解しようとする利用者にとって有益な改善点となるでしょう。

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