2026年8月8日土曜日

リスクベースの考え方

 

品質管理者は一般的に、仕様を満たす製品や、失敗しないプロセスを管理する責任者と見なされがちですが、彼らが本当に関心を寄せているのはパフォーマンス、つまり人と機械が連携して物事をより簡単、より良く、より速く、より低コストで実現できるよう支援することです。時には、損失を防ぐための管理体制を構築したり、無駄を削減したり効率を高めたりするプロジェクトを実行したりすることも含まれます。また、改善と成長の機会を見出し、それを活用することも重要です。リスクを特定し管理するための手法は、多くの場合、品質管理ツールボックスに含まれています。

リスクベース思考とは、「脅威と機会を考慮した手法を用いて、成果達成の確実性を積極的に高めるための考え方」です(Laqua、2018)。この考え方は、業務遂行時、製品やプロセスの設計時、製品やプロセスの改善時、さらには戦略策定時にも適用できます。
リスクベース思考は、損失の防止、機会の獲得、そして組織全体のコミュニケーションの改善に役立ちます。そのため、ISO 9001:2015やバルドリッジ・パフォーマンス・エクセレンス・プロセスなど、多くの品質マネジメントシステムの中核要素となっているのも当然と言えるでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿